こんにゃくの栄養とカロリーがすごい!ダイエットに効果的な3つの理由

こんにゃくのカロリーや栄養をみると、ダイエットに効果的な食品であることがよく分かります。
この記事では、こんにゃくのカロリーや栄養について詳しく紹介します。また意外に知らない、こんにゃくダイエットの注意点なども合わせて紹介していきます。
こんにゃくのカロリーや栄養価はどれくらい?
こんにゃくのカロリーは、たったの7kcal(100gあたり)です。
同じく低カロリー食材の「豆腐」でも100gあたり60~70kcalですから、こんにゃくは豆腐の1/10程度のカロリーしかありません。
ちなみに、スーパーなどで販売している板こんにゃくが1枚200gから300g、1枚全部食べたとしても20kcal程度です。
こんにゃくは他の食品と違って、エネルギー源となる成分や、ビタミン、ミネラルなどがほとんど含まれていません。90%以上が水分なので、こんなに低カロリーなんですね。
「黒こんにゃく」と「白こんにゃく」で栄養も少し違う
こんにゃくには、「黒こんにゃく」と「白こんにゃく」の2種類あります。
色の違いは原料の違いで、黒こんにゃくは「生こんにゃく芋」を、白こんにゃくは「こんにゃく粉」を使用して作られています。
「黒」と「白」では栄養が微妙に違いますが、カロリーに関しても大きな差はありません。ダイエットに取り入れるのであれば、どちらを選んでもよいでしょう。
こんにゃくの栄養価
こんにゃくはカロリーだけに注目されがちですが、実はカルシウムや食物繊維も豊富です。糖質も非常に少ないので、糖質制限中の人にも適した食品といえます。
下記の表は、一般的なこんにゃく100gあたりのの栄養価をまとめたものです。
エネルギー | 7.0 kal |
水分 | 96.2 g |
タンパク質 | 0.1 g |
脂質 | 0.1 g |
糖質 | 0.3 g |
炭水化物 | 3.3 g |
不溶性食物繊維 | 3.0 g |
ビタミンB6 | 0.02 mg |
葉酸 | 2 μg |
ナトリウム | 2 mg |
カリウム | 44 mg |
カルシウム | 68 mg |
マグネシウム | 5 mg |
ヨウ素 | 93 μg |
リン | 7 mg |
鉄 | 0.6 mg |
亜鉛 | 0.2 mg |
銅 | 0.04 mg |
マンガン | 0.05 mg |
モリブデン | 1 μg |
後ほど説明しますが、カルシウムや食物繊維もダイエットには欠かせない栄養です。ダイエットを成功させたい人は、積極的にこんにゃくを食べましょう。
こんにゃくがダイエットに効果的といわれる3つの理由
こんにゃくは、ダイエットに最適な条件を満たした食品です。その理由は下記の3つ。
- 低カロリー
- 食物繊維が豊富
- 腹持ちがいい
ダイエットを成功させようと思ったら、摂取カロリーを抑えるのは必須です。こんにゃくはゼロカロリーといってもいいくらいの食品ですから、ダイエット中の食事にはピッタリですね。
そして、もうひとつのポイントは「食物繊維」が豊富なことです。
食物繊維は、善玉菌を増やして腸内環境を整えたり、便通改善などのデトックス効果が期待できるほか、水分を吸収して膨らむ性質があります。
食物繊維が胃の中で膨らむと満腹感が得られるので、自然と食べ過ぎ防止になるわけです。
ダイエットだけじゃない!こんにゃくの効果・効能
【1】生活習慣病の予防
こんにゃくには、「グルコマンナン」という食物繊維が豊富に含まれています。
グルコマンナンは、脂質、糖、塩分などの吸収を抑えたり、血糖値や血中コレステロール値を低下させる働きがあり、生活習慣病の予防には効果的です。
グルコマンナンの効能
- 血糖値・コレステロール値を下げる
- 動脈硬化や脂質異常症を予防する
- 糖尿病や高血圧症を予防する
【2】便秘の予防・改善
グルコマンナンは不溶性食物繊維なので、固形物のまま大腸に達します。やんわりと腸内を刺激することで便通を促し、有害物質などを体外に排出させます。
またグルコマンナンが腸内で分解されると、腸内環境を整える「オリゴ糖」に変化します。体の内側をキレイにし、便秘の予防や改善などに役立ちます。
【3】骨粗しょう症の予防
骨粗しょう症は、カルシウム不足から骨がスカスカになる病気です。
こんにゃくは、卵並みにカルシウムが豊富ですから、骨粗しょう症の予防におすすめの食材といえます。
また、こんにゃくに含まれるカルシウムは、体に吸収されやすいアルカリ性なので、効率よくカルシウムを摂取できます。
【4】ダイエット中のイライラ軽減
ダイエット中は、いろいろな制限からイライラすることが多くなります。
イライラの原因は、血液中のカルシウム濃度不足から起こる、筋肉や神経の異常興奮といわれています。
こんにゃくは、効率よくカルシウムを摂取できるので、ダイエット中などのイライラ軽減も期待できます。
【5】美肌効果
こんにゃくは、肌の保湿や保護に欠かせない「セラミド」を多く含む食品の代表格です。
こんにゃく芋(黒こんにゃく)に含まれる植物性グルコシルセラミドは「セラミド1」に分類され、肌の保湿やバリア機能を高めてくれます。
セラミド1が増えると、肌の乾燥を防ぐ以外にも、アトピー性皮膚炎などの炎症を緩和したり、シミやシワなど肌の老化を防ぐことにつながります。
また、セラミドを摂取することで肌ツヤがよくなる効果も期待できます。肌ツヤを回復させるおすすめの食べ物として、黒こんにゃくが推奨されています。
こんにゃくダイエットの注意点
栄養バランスを考える
こんにゃくは低カロリーで腹持ちもいいダイエット向きな食品ですが、栄養成分自体はほとんどありません。
健康的なダイエットを成功させるためには、他の食品も組み合わせて、バランスよく栄養を摂取するようにしてください。
体重が落ちても、体調を崩したり、肌の調子が悪くなったのでは元も子もありません。
食べ過ぎに注意する
こんにゃくはメリットが多い食品ですが、食べ過ぎると健康を損なう可能性もあります。
こんにゃくを食べ過ぎると、不溶性食物繊維が腸内を刺激し過ぎてしまうことから、下痢になる場合があります。特に胃腸が弱い人は注意してください。
また、不溶性食物繊維の水分を吸収して大きくなる性質から、お腹が張ったり、便秘になることがあり、さらに酷いケースでは腸閉塞になることもあります。
個人差はありますが、あくまで適量を心掛けてください。
まとめ
こんにゃくは低カロリーな上に、カルシウムや食物繊維が豊富。ダイエット成功に適した食品だということがお分かりいただけたと思います。
価格的にもリーズナブルですし、美容や健康維持などメリットの多い食品です。意識して普段の食事に取り入れてみましょう。
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